ユーザー移行機能とは
組織のユーザーを、他の組織にデータも含めて移行することができる機能です。
※ユーザー移行には移行元組織と移行先組織の合意が必要です。
移行できるプラン
- 「ビジネスプラン」から「ビジネスプラン」への移行
- 「ビジネスプラン」から「エンタープライズプラン」への移行
- 「ビジネスプラン」から「KDDI Chatwork」への移行
- 「エンタープライズプラン」から「エンタープライズプラン」への移行
- 「KDDI Chatwork」から「KDDI Chatwork」への移行
ご利用方法
以下のページからユーザー移行をご利用いただけます。
ユーザー移行申請 / ユーザー移行承認
※2016年3月31日以前に契約された旧料金のビジネスプランでは、「ユーザー移行申請」のみご利用いただけます。
移行条件
「エンタープライズプラン」または「KDDI Chatwork」をご利用の場合は、
管理者設定の「禁止行為設定」が以下の状態になっている必要があります。
- 移行元組織と移行先組織の「組織外ユーザーとのやりとり禁止」がOFF
または - 移行元組織と移行先組織の間で「組織外許可設定」がON
ユーザー移行によるデータ影響について
4点の注意事項があります。
1)移行するユーザーがAPIを利用している場合は、移行完了時にAPIトークンが無効になります。
移行後もAPIを利用する場合は、移行先組織でAPIの利用申請をおこない、 新しいAPIトークンを発行してください。
※APIトークンを利用しているシステムは新しいAPIトークンに変更する必要があります。
2)移行したユーザーは、ユーザー詳細ページの「個別セキュリティ設定」がすべてOFFとなります。
移行先組織の管理者さまは、移行したユーザーの「個別セキュリティ設定」の見直しをお願いいたします。
ただし、以下の「個別セキュリティ設定」については、「禁止行為設定」の状態により設定が変わりますのでご注意ください。
- 移行先組織の「組織外ユーザーとのやりとり禁止」がONの場合
移行ユーザーの「組織外ユーザーとのやりとり禁止を適用しない」がONになります。 - 移行先組織の「ファイル送信禁止」がONの場合
移行したユーザーの「ファイル送信禁止を適用しない」がONになります。
3)解約者がアップロードしたファイルについては移行先に引き継がれません。
※本項目は、ユーザー移行により移行元の契約を解約する場合にご確認ください。
組織契約では、解約したユーザーがアップロードしたファイルは削除されず、ファイルのオーナーが「所属組織」に変更され保持される仕様ですが、移行元の契約を解約されますと保持されていた該当ファイルは削除されます。
4)移行元組織とやり取りをしていた特定の組織が、「組織外ユーザーとのやりとり禁止」がONで、移行元組織との間で「組織外許可設定」がONになっている場合、ユーザー移行時に、コンタクト削除やグループチャットからの退席が発生する可能性があります。
- 移行先と特定の組織の「組織外許可設定」がOFFの場合、ユーザー移行により特定の組織に所属するユーザーとのコンタクト削除やグループチャットからの退席が発生します。
- 移行先と特定の組織の「組織外許可設定」がONの場合、コンタクト削除やグループチャットからの退席は発生しません。
※予め移行先と特定の組織の「組織外許可設定」をONにしていただくことをおすすめします。
詳細は以下の事例をご覧ください。
■事例
移行するユーザーが、移行先組織とは別の組織のユーザーとコンタクトやグループチャットでやりとりしている場合は、
ユーザー移行時に、コンタクト削除やグループチャットからの退席が発生する場合があります。
データ影響が発生する例:
図の説明:
- A社(移行元組織)
- B社(移行にかかわらない組織)
- C社(移行先組織)
- a1ユーザー(A社ユーザー)※移行するユーザー
- b1ユーザー(B社ユーザー)
【B社の状態】
- 「組織外ユーザーとのやりとり禁止」がON
- A社との間で「組織外許可設定」がON(やりとり可能)
- C社との間で「組織外許可設定」がOFF(やりとり不可)
【b1ユーザーの状態】
- a1ユーザー(移行ユーザー)とコンタクト接続済み
- 「個別セキュリティ設定」の「組織外ユーザーとのやりとり禁止を適用しない」がOFF
上記において、a1ユーザをA社からC社へユーザー移行した場合:
a1ユーザーとb1ユーザーはやりとり不可になり、以下の影響が発生します。
- a1ユーザとb1ユーザのコンタクトが削除されます。
- a1ユーザーが、b1ユーザが参加するグループチャットから退席します。
※該当チャットのa1ユーザーのファイルやタスクも削除されます。