組織契約の管理下ユーザーを、他の組織に移行する手順についてご案内いたします。
- 個人契約(1名で利用中)のユーザーを組織に追加する場合は「ユーザーを一人ずつ追加する」をご参照ください。
- 組織契約から抜けて個人契約へ変更されたい場合は「組織契約からデータを引き継いで離れる方法について」をご参照ください。
- 組織の管理者を他の組織に移行する場合は、事前に「管理者権限を別のユーザーに変更(移譲)」してください。
目次
移行できるプラン
現在のプラン(移行元) | 移行できるプラン(移行先) |
---|---|
ビジネスプラン | ・ビジネスプラン ・エンタープライズプラン ・KDDI Chatwork |
エンタープライズプラン | ・エンタープライズプラン |
KDDI Chatwork |
・KDDI Chatwork |
フリープラン | なし |
※下位プランへの移行はできません。
※「エンタープライズプラン」または「KDDI Chatwork」をご利用の場合
管理者設定の「禁止行為設定」が以下のいずれかの状態になっている必要があります。
・移行元組織、移行先組織のそれぞれで「組織外ユーザーとのやりとり禁止」がOFF
・一方でも「組織外ユーザーとのやりとり禁止」がONの場合は、「組織外許可設定」がON
ライセンスについて
〈移行先組織〉
移行するユーザー分のライセンスの空きが必要です。
ライセンス数が不足している場合は、事前に必要ライセンスを追加してください。
参考:ライセンス数を変更する(追加、削除したい場合)
〈移行元組織〉
移行手続きの完了後、ライセンスが不要になった場合は
次回更新日の前日までにライセンスを削除してください。
※残期間料金のご返金はいたしかねます。
参考:ライセンス数を変更する(追加、削除したい場合)
移行方法
〈移行元組織の管理者側の手続き〉
1.「移行申請」画面にて移行対象ユーザーを選択し、「チェックしたユーザーを一括移行する」をクリックします。
2.移行先組織の管理者のメールアドレスを入力し、「移行先を確認」をクリックします。
3.移行先情報を確認し、「移行先を確定」をクリックします。
4.最終確認をし、確認完了のチェックを入れ「移行する」をクリックします。
〈移行先組織の管理者側の手続き〉
1.「【Chatwork】組織間移行に伴う、移行申請のご案内」という件名のメールが届きます。
2.「移行承認」画面にて対象者にチェックを入れ「一括承認する」をクリックします。
3.最終確認をし、確認完了のチェックを入れ「承認する」をクリックします。
移行するユーザーの引き継がれるデータ・引き継がれないデータ
引き継がれるデータ
- コンタクト
- 参加しているグループチャット
- 自身がアップロードしたファイル
※「組織外ユーザーとのやりとり禁止」設定の影響を受ける場合は、引き継がれない場合があります。
詳細は次の注意事項をご確認ください。
引き継がれないデータ
- APIトークン
移行後もAPIを利用する場合は、移行先組織でAPIの利用申請をおこない、 新しいAPIトークンを発行してください。
※APIトークンを利用しているシステムは新しいAPIトークンに変更する必要があります。 - チーム機能の設定内容
- 移行元の解約者がアップロードしたファイル(ユーザー移行後に移行元の契約を解約する場合のみ)
組織契約では、解約したユーザーがアップロードしたファイルは削除されず
ファイルのオーナーが「所属組織」となり保持される仕様です。
ユーザー移行後をすると同一組織ではなくなるため、移行元の組織を解約されますと
保持されていたファイルは削除されます。 - ログイン制限、禁止行為設定(エンタープライズプラン・KDDI Chatworkから移行する場合のみ)
IPアドレス、 UUID、シングルサインオン、組織外許可など
注意事項
移行元組織でやり取りをしていたエンタープライズプランの組織が
「組織外ユーザーとのやりとり禁止」設定が有効になっており、
移行元組織との間で「組織外許可設定」をされていた場合は
ユーザー移行によって、コンタクト削除やグループチャットからの退席が発生する可能性があります。
やり取りをしていた組織と移行先組織との間で
あらかじめ「組織外許可設定」をされることをおすすめします。
- A社(移行元組織)
- B社(移行にかかわらない組織)
- C社(移行先組織)
- a1ユーザー(A社ユーザー)※移行するユーザー
- b1ユーザー(B社ユーザー)
- 「組織外ユーザーとのやりとり禁止」がON
- A社との間で「組織外許可設定」がON(やりとり可能)
-
C社との間で「組織外許可設定」がOFF(やりとり不可)
- a1ユーザー(移行ユーザー)とコンタクト接続済み
- 「個別セキュリティ設定」の「組織外ユーザーとのやりとり禁止を適用しない」がOFF
上記において、a1ユーザをA社からC社へユーザー移行した場合:
a1ユーザーとb1ユーザーはやりとり不可になり、以下の影響が発生します。
- a1ユーザとb1ユーザのコンタクトが削除されます。
-
a1ユーザーが、b1ユーザが参加するグループチャットから退席します。
※該当チャットのa1ユーザーのファイルやタスクも削除されます
エンタープライズプランへ移行する場合のみ
移行したユーザーは、ユーザー詳細ページの「個別セキュリティ設定」がOFFとなります。
移行先組織の管理者さまは、必要に応じて設定の見直しをお願いします。
ただし、以下の状況では設定が変わりますのでご注意ください。
・移行先組織の「組織外ユーザーとのやりとり禁止」がONの場合
移行したユーザーの個別セキュリティ設定の
「組織外ユーザーとのやりとり禁止を適用しない」がONになります。
※この設定をOFFにすると、組織外ユーザーとのコンタクト削除やグループチャットからの退席が発生する可能性があります。
事前に「組織外許可設定」の登録をしてください。
・移行先組織の「ファイル送信禁止」がONの場合
移行したユーザーの個別セキュリティ設定の
「ファイル送信禁止を適用しない」がONになります。
※この設定をOFFにすると、移行したユーザーが
過去にアップロードしたファイルはすべて削除されます。
・社外ユーザー制限と組織外禁止設定に関するQ-A